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オンラインと今。

ポストコロナ社会において「オンライン」は必要不可欠なものとなった。これからどのようにオンラインと向き合うのか、各企業や団体の取り入れ方を学ぶ。

ダイエットの課題解消はチームの“共有・共感”! 日本初オンライン型チームダイエットサービス「BeTEAM」

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オンラインフィットネスが定着した昨今、自宅で始めてみたはいいものの、すぐに挫折したという声が聞こえる。いつでもどこでも始められるからこそ、習慣化しにくい。そんなオンラインフィットネスのデメリットを解消したのが、日本初の完全オンライン型“チーム”ダイエットサービス「BeTEAM」だ。8人で1チームとなり、16週間のダイエットに挑む。サービス開発を行なった株式会社LIFE CREATE代表取締役の前川彩香氏に、サービスの目的や特徴を伺った。

前川 彩香

株式会社LIFE CREATE代表取締役

1978年北海道生まれ。2006年札幌初となる女性専用ホットヨガスタジオをオープン。2008年に株式会社LIFE CREATE設立。ホットヨガスタジオ「loIve(ロイブ)」の他、サーフエクササイズスタジオ「Surf Fit」、マシン専用ピラティススタジオ「pilates K」などを展開。18歳の子供を育てながら77店舗のスタジオを運営している。

オンラインフィットネスは継続率が課題

女性専用ホットヨガスタジオやサーフエクササイズなど、フィットネス先進国の流行をいち早く掴み日本で展開してきた前川氏。オンラインフィットネスの海外事例を視察してきた中で、ユーザーの継続率の低さを課題に感じたという。

 

「コロナ禍でオンライン化が加速した日本でも、ユーザーとインストラクター双方に市場調査を行なった結果、オンラインでは継続しにくいと言う声が多数ありました。しかしダイエットは、効果性のあるプログラムを単発でやっても意味がない。継続率が成果に直結するんです」

 

コロナ禍の運動不足を解消するために、YouTubeやオンラインフィットネスサービスに挑戦したものの、三日坊主で終わってしまった経験を持つ人も多いはず。急激なダイエットはリバウンドにも繋がりやすい。そこで継続率と効果性を高めるプログラム開発に応用したのが、アメリカでビジネスやアスリートに取り入れられている「チームコーチング」。食事管理や運動を専属コーチとチームメンバーで共有し、連携し合いながら成果を出していく手法だ。

継続率を重視するからこそ、極端な糖質制限も行わない。糖質をバランスよくコントロールする独自の食事管理方法「グリコンダイエット」を導入。肝臓内のグリコーゲン量をコントロールし脂肪を燃焼しやすい身体に変えていく。女性の身体にあったダイエット方法のため、ストレスも少ない。

アプリ内でダイエットプログラムが完結

BeTEAMでは8人が1チームとなり、専属のコーチが付く。入会時は無料のオンラインカウンセリングが受けられるほか、体組成計やダンベルなどのスターターキットがある。チームの結成も自動で実施。チームメンバーとは専用アプリで繋がり、食事報告をしあったりチャット機能を使って励ましあったりすることも。チームメンバーと専属コーチ全員が毎週、オンライン上で顔を合わせてトレーニングするのが基本だ。

「海外でもオンラインでチームダイエットをするサービス事例があるのですが、コーチの顔は見えずチャット上でのコミュニケーションのみ。それだと関係性が希薄になりやすいため、デバイス上に全員が表示できる8人で1チームにし、視覚的に繋がりを感じられることを重視しました」

 

時間帯は午前中・午後・仕事後の夜まで、通いやすい時間帯を選択できる。毎週同じ曜日同じ時間にオンライントレーニングが開催されるため、週に1度フィットネスジムに通うのと同じ感覚で参加できる。

 

プログラム内容もアップテンポな音楽や説明の少ない運動など、いかに“楽しく簡単に続けられるか”にこだわっている。専属コーチの指導の下、チームで定めた目標を1つ1つクリアしていきながら、16週間で集中的に結果を出すことができる。

 

モニターの中には、終了時に行われるオンライン卒業式で、達成感と感動のあまり泣いてしまった人も多いそう。

「体験をシェアし、目標達成までのプロセスを報告し合うことで強固なコミュニティ意識が生まれます。モニターでは“大人になってからこんなに人との繋がりを感じたことはない”という声も多かった。オンラインでも人の繋がりを作れることを証明できるサービスだと思います」

 

一方でどこでもいつでも参加できる、オンラインならではの特徴も魅力。いつでも見られるトレーニングビデオが豊富に用意されており、互いに励まし合いながら空き時間でトレーニングを進められる。地方に住んでおり、近隣にフィットネススタジオがない参加者からの需要もあるという。また子育て・介護・仕事などで自己投資の時間を捻出しにくい現代人にとって、スタジオにわざわざ通うのは困難なケースも多い。少ない時間で場所を制限せずにフィットネスを利用できるのは、大きなメリットだろう。

14年間研究を重ねたチームエンパワーメントシステム

BeTEAM でキーポイントとなってくるのが、女性社員割合99%のLIFECREATEで女性メンバーをマネジメントする中で独自に14年間蓄積した「チームエンパワーメントシステム」と呼ばれるメソッド。コーチングや心理学を元に編み出し、 “共感・協力で成果を得る”という女性脳の傾向も利用している。

 

「チームではマイルストーンを定め、お互いにフィードバックしながらミッションをクリア。重要なのは食事や運動の進捗だけでなく“感情”をシェアすること。時には“上手く痩せられなくて辛い”など、不安や悩みといったネガティブな感情も吐き出すことで共感に繋がり、チーム力が高まります。全員が目標をクリアしないとチートデイなどのご褒美がもらえないので、自然と互いにフィードバックし合い協力する姿勢が生まれます」

 

チームを導くコーチも社内教育でチームエンパワーメントシステムを体験している当事者たち。コーチングを行う上で得られた成功事例やノウハウを全国で共有し合い、常に成長し続ける組織を作り上げている。約200時間のトレーニング研修や栄養学の知識を身につけており、トレーニング自体のクオリティも高い。実際モニターでは16週間で最大-17.3kg以上の減量に成功している。

ダイエットからボディメイクへ

16週間でBeTEAMのサービスでは一旦卒業となるが、同窓会の計画やアフターサービス開発も積極的に進めていると前川氏は語る。

 

「16週間で痩せきると、服装なども変化し新たな向上心が湧いてくる。“二の腕を引き締めたいなど具体的な要望も生まれ、ボディメイクに関する興味が出てくるんです。運動習慣も身に付いた状態なので、チームで継続してずっと続けられるコンテンツ開発を次の展開として考えています」

 

ビジネスで浸透しつつあるチームビルディングをオンラインで実現した新しいダイエットサービス。コロナ禍で多くの人が感じる孤独感の解消にも繋がりそうだ。今後のサービス浸透に注目していきたい。

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取材:齋藤優里花

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