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オンラインと今。

ポストコロナ社会において「オンライン」は必要不可欠なものとなった。これからどのようにオンラインと向き合うのか、各企業や団体の取り入れ方を学ぶ。

知られざる高級時計の世界。投資対象としても注目される理由とは

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新型コロナウイルスの影響で経済不況の真っ只中、実物資産としての「高級時計」が今、注目されている。高級時計市場はコロナ禍にも関わらず成長を遂げており、高尚な趣味やファッション、着用する人物のステイタスを表現するアイテムといった領域にとどまらず、“投資対象”として幅広い世代が参入してきているという。

 

世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイス「Chrono24」のマーケティングマネージャーAbbey Lai(アビー・ライ)氏に、知られざる高級時計の世界について話を聞いた。

100万円以上が条件か?「高級時計」の定義とは

高級時計の代表格といえば、ロレックスやパテック・フィリップ、オメガなど。100万円台を優に超え、高額なものだと1,000万円台のものがある。実際、いくらからが高級時計の定義に入るのだろうか。

 

「残念ながら、弊社としても正式な定義はありません。理由としては高級の定義は人それぞれで、どこに価値を置くかで異なるからです。一般的には時計のブランドや素材、搭載されるコンプリケーションなどの機能面で定義されています。ほかにも、カルティエなどの本格的な機械式の時計も該当するでしょう」とアビー氏。

 

Chrono24が毎年発表する「高級時計ランキング」の2021年度速報版によると、2020年にはランク外だった「Seiko」が、ロレックス、オメガに続き3位にランクインした。これもアビー氏の先述の通りSeikoの機能面が優秀なことで、昨今グローバルで評価された結果だという。

 

一方で、この先行き不透明なコロナ禍において、安定志向が強まったことが追い風となり、常時価格が安定している高級時計に人気が集まる傾向にあるそうだ。

 

「投資にもいろいろありますが、不動産に比べたら高級時計は低い金額でスタートできること、株に比べると価格が安定していることが、多くの人に受け入れてもらえたポイントの一つなのかもしれません」

 

実際にChrono24のグローバルユーザー向けアンケートでは、コロナ禍において投資目的で高級時計を購入した人が40%も増えたという。

 

「金融商材など無形のものに対する不信感が続いたからこそ、有形資産に注目が集まったのでしょう。そのなかでも不動産と比べると価格が上がりやすいのが高級時計の魅力の一つ。

 

ロレックスなどの有名モデルの高級時計であれば、3ヶ月で30%ほど価格が上がることもあります。特に製造中止モデルは定価400万円が1,000万円に跳ね上がりました。しかも、製造中止が発表される前の、噂レベルでの段階で、です」

 

高級時計のつくりはとても繊細で、製造するのにかなりの時間を費やすという。大量生産できるものではないからこそ、製造量と需要がバランスを崩し、高級時計の価格が高騰しているようだ。

オンライン購入でもリスクなく購入できる? Chrono24を活用した高級時計の楽しみ方

とはいえ、高級時計を販売する煌びやかな店舗に足を踏み入れるのは、高級時計ビギナーにとってハードルが高い。

 

「高級時計は一見足を踏み入れにくい領域に思われる方も多いかと思いますが、投資家やコレクター以外にも、社会人デビューの記念として購入される20代の方もいらっしゃいます。

 

確かに高級時計を手にする人は高級志向であるため、車や不動産を所有しているラグジュアリーな方が多いのが現実。ですが、高級時計の取引の多くが実店舗から我々Chrono24のようなオンライン上に移行したことによって、新規参入の敷居が下がっているのではないでしょうか」

 

オンラインマーケットプレイスであるChrono24を活用することで、わざわざ実店舗に足を運ばずにすむようになった。その結果、高級時計ビギナーも挑戦しやすくなったようだ。

 

「実際に触ってみたい、つけてみたい、フィット感を確かめたいというのが今までの買い方でした。ですが、実店舗に取り揃えている時計の数は少なく、欲しい時計を見つけるのはなかなか大変です。特に店舗でお気に入りのヴィンテージモデルを探すのはかなり難しいもの。オンラインマーケットプレイスのChrono24でしたら約50万本程あるので、多くの選択肢から選べることがメリットです。高級時計の流通は限られているので、海外でしか販売していないモデルを購入できるのも、オンラインの強みですね」

 

しかし、実際に触ってみたり試着をしたりすることなく、高級時計をオンライン上で購入するのはリスクが大きい。そんな声に応えるかのように、Chrono24では購入者を守る保証システムを取り入れている。顔を合わせないオンラインのやり取りで、どのように安心・安全を担保しているのだろうか。

 

「まず前提として、弊社の厳しいガイドラインをクリアした販売業者しかいません。そして、出品前の状態チェックが最も重要なので、販売業者に写真の撮り方などを指南しています。そして、ユーザーがオンラインで時計を購入する不安をなくすために、買い手保護制度を設けております。

 

たとえばユーザーが100万円の高級時計を購入しても、すぐ販売業者に振り込まれるのではなく、第三者口座にキープされます。ユーザーは手元に商品が届いてから、状態を確認し、問題がないことを確認して初めて100万円が販売業者に振り込まれます。万が一想定していたものと異なる場合、返品することも可能です」

 

返品する際も、カスタマーサービスに時計の状態を写真等で伝えないと返品できない仕組みだという。

ほかにもChrono24は無料の専用アプリを展開している。スマホで撮影するだけで、時計のモデルを識別し基本データがわかる「ウォッチスキャナー」や、時計の価格変動がわかる「ウォッチコレクション」など、これから投資として時計を持つ際にも役立ちそうな機能だ。

 

実店舗ではなかなか流通していないヴィンテージやアンティークのモデルも、様々な販売業者が一同に揃うオンラインでなら見つけることができるかもしれない。投資対象としても、新たな趣味としても、高級時計の世界に飛び込みやすい時代が、すぐそこまで来ているようだ。

アビー・ライ

Abbey Lai

Chrono24 マーケティングマネージャー

日本大手物流会社にて日本国内およびグローバルの広報宣伝を担当。新サービスのプロモーション企画・実施などに従事。2019年にChrono24に入社し、マーケティングマネージャーとして日本におけるマーケティング戦略立案から活動実施まで行う。

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取材:藤田佳奈美

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