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オンラインと今。

ポストコロナ社会において「オンライン」は必要不可欠なものとなった。これからどのようにオンラインと向き合うのか、各企業や団体の取り入れ方を学ぶ。

【ZOZOGLASSレビュー】オンラインでどこまで正確に肌の色計測できるか試してみた

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コスメ購入時のハードルの一つに“色選び”がある。特にファンデーションにおいて、豊富なカラーバリエーションの中から、自分の肌にあった最適な一色を選ぶのは至難の業。

 

実際にコスメカウンターでタッチアップしてもらうか、テスターを試してみるのが一番正確だ。ただ、新型コロナウイルスの影響で店頭からテスターが消え、タッチアップのハードルも上がった。一か八か、色を確かめずECサイトで購入するのも勇気がいる。

 

そこで今回は、オンラインで肌の色の計測とパーソナルカラー診断ができる〈ZOZOGLASS〉を試してみることに。計測に要するまでの一連の手順と、計測結果に基づいたファンデーションカラーのラインナップが筆者に合っているかどうかの個人的感想を紹介する。

堂免 直美

Naomi Doumen

株式会社ZOZO 計測事業本部 計測事業部

2014年に某アパレル会社へ入社。洋服の企画デザインを担当。2018年株式会社ZOZOに入社。PB商品の企画担当を経て、「ZOZOSUIT 2」「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」などの計測プロジェクトを担当。主にZOZOGLASSに関する事業企画などに取り組んでいる。

ZOZOGLASSを使って計測してみるまでの一部始終

ZOZOGLASSはファッション通販サイト〈ZOZOTOWN〉上のコスメ専門モール〈ZOZOCOSME〉で活用するフェイスカラー計測ツール。発表されて早半年、予約注文件数は100万件を突破。80万人以上の計測実績を持つという。

届いたときの状態。開封する。

中にはカラフルなプラスチックのメガネが。このさまざまなカラーチップの色をもとに、肌の色を検出。その時々の環境光に左右されないよう、計測時に検出した色とカラーチップ本来の登録カラーと比較することによって、計測時の環境光による影響を補正した計測が可能だという。

レンズは入っていない。説明書もなく、箱に記載してあるQRコードで使用方法の確認やZOZOTOWNアプリのインストールが出来る。

ZOZOTOWNのアプリで〈計測・その他〉の項目をタップ。さらに〈ZOZOGLASS〉の項目をタップすると、早速計測が始まる。

 

このようにメガネを装着し、スマートフォンのインカメラでセルフィーをする。注意事項として、顔に髪の毛がかからないようにすること、すっぴんになること、明るい場所で計測することが挙げられていた。

 

 

顔を取り囲むカラフルな円は8分割されており、指示された方向に顔を向けていく。メガネをかけて8方向全てに顔を傾けたら、今度はメガネを外して再度同じ手順で顔を傾ける。所用時間は1分ほど。

 

計測が終わると、額や頬など顔の場所によって肌の色合いが異なることを示す画面が表示される。

 

 

 

ZOZOGLASS担当者の堂免直美氏によると、計測した画像から肌の色を決定する要素であるヘモグロビン量とメラニン量を推定しているとのこと。ヘモグロビン45、メラニン31とある。どうやら筆者の肌は比較的明るいトーンで、赤みが強い傾向にあるそうだ。

 

 

さらに、その結果を持ってパーソナルカラーが〈ブルーベース夏〉であることが判明。これにより、自分に似合う色がわかる。コスメだけでなく、ファッションアイテムを購入する際にも参考にできそうだ。

 

機械による判定だと撮影時の環境によって計測結果が左右されたりはしないのだろうか。何度か再計測したが、ヘモグロビン量とメラニン量に若干の違いが出たものの、パーソナルカラーは変わらなかった。

 

堂免氏によると「業界で一般的に肌の色診断で使用している機器とZOZOGLASSとの計測精度を比較した際、計測結果の誤差はΔ(デルタ)E=2程度。ΔE=2とは、一般的には肉眼で捉えることが困難とされる誤差です」

 

また、表面にあるカラーチップにより、「計測時の環境光に左右されず、オンラインでも安定した高精度な計測を実現しました」とのこと。

 

この計測結果に基づき、筆者の肌の色に近いファンデーションがマッチングされるようになった。大抵は自分が選ぶであろうカラーが表示されていたので、確かに正確性は高そうだ。

 

さらに、絞り込み検索機能から〈脂性肌・普通肌・乾燥肌〉等の肌のコンディションや、〈毛穴・くすみ・くま〉等の肌の悩みなども掛け合わせて検索することが可能。これにより膨大なラインナップを絞り、より最適なファンデーションを探すことができる。コスメは色選びだけでなく、使用感や質感、求める機能性も加味して選ぶため、このようなアプローチは重要だ。

 

マッチ度合いをパーセンテージで可視化してもらえたら、より最適な色選びができそうだと感じた。あくまでも購入を検討しているファンデーションがある前提で活用したいと思う。

ファンデ以外のコスメは適用外。機能面は随時アップデート予定

他のコスメでも筆者に合う色を調べようとしたが、リップやチークなどファンデーション以外のコスメには、計測結果に基づくマッチング機能は適用されなかった。

 

「現時点ではZOZOCOSMEで販売されているほぼ全てのファンデーションがZOZOGLASSに対応しております。(一部商品を除く)ZOZOGLASS対応のコスメアイテムを拡大するとともに、ZOZOGLASSの計測技術をARによるバーチャルメイクフィッティング等の用途にも拡大させていく予定です」と、今後は他のカラーアイテムコスメもレコメンド対象に入る予定とのこと。

 

機能面がアップデートされれば再び申し込みが殺到することが予想されるため、今のうちに診断しておく方がよさそうだ。

ZOZOGLASSを使ってみて。

コスメは印象をガラッと変えられる手段。だからこそ、普段取り入れないカラーを試してみたくなる時がある。とりわけリモートワークで人に会わない分、気分転換も兼ねて新しいメイクに挑戦し自分をアップデートしたくなるのだ。

 

一方で、リップやチーク、アイシャドウなどカラー展開が多いコスメはイメージチェンジに一役買うものの、普段使用しないカラーに挑戦するには勇気がいる。

 

ファンデーション以外のコスメにもZOZOGLASSが対応すれば、よりこのツールへのニーズは高まるのではないかと思う。時間もお金もかからず、自分に合ったコスメがマッチングされたら、オンライン上の買い物の失敗を防げるだけでなく、新しいコスメにもどんどん挑戦できる勇気をもらえるからだ。

 

そうなればまだ見ぬ自分に出会うための手がかりとして活用する人も増えそうだし、筆者もその日を待ち遠しく思う。

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取材:藤田佳奈美

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